山犬の段から蕎麦粒山、房小山ピストン
2010年5月16日(日) 磯部S(L)、磯部N、福嶋、山田


目的:新緑とシロヤシオを見る  


今年は春が寒かったためか、4月アカヤシオ・5月シロヤシオというセオリーが崩れ、
ほとんどシロヤシオは見られなかった。
そのかわり、上品な淡いピンクいろのアカヤシオの群落に遭遇できたことはラッキーだった。

前夜発、夜中は路面の安定しない南赤石林道には入らない予定だったが、
役場からのOK事前情報で山犬の段まで入る。
しかし、霧がひどく視界最悪、緊張の運転だった。

山小屋は誰もいなく、広い・きれいで、最高の仮眠場所だ。
他に3台駐車していたが、登山中誰にも会わなかった。
道は明瞭で、千石平より北ははっきりしていないという情報もあったが充分だった。
若干の細尾根もあったが、味付け程度だ。

このコースを楽しむためには、いかに道中を楽しむかである。
風の音を聞き、笹のざわめきを感じながら、遙か彼方までまで続く
山並みの景色にいかに心を溶かすかだ。
そのためには10〜11時間かけて踏破しましょう。
さすれば、南ア深南部の味に出会うことができます。


蕎麦粒山からの稜線、明るい笹原の気持ちのいい景色が続く。




三ツ合の北方稜線、淡いピンクのアカヤシオ群落に遭遇。やさしくきれいだった



鋸山から先のバイケイソウの群落、今回のコースに低木帯というものはなく、
開放的で明るい景色が私たちを迎えてくれる。



千石平より先は立ち枯れの大木が目立つ。
背の低い笹原、青い空、すがすがしい景色が続く。



房小山手前、なだらかな笹原が続く。



黒法師方面から歩いてきた道までぐるっと見渡せる、明るい頂上だ。



山犬の段の、広い駐車場と立派な無人山小屋。朝は、雲海に浮かぶ山々が見渡せた。



山小屋の内部、3、40人は収容できそう。棚、時計まであり立派すぎ。


以上