太田切川(野猿の岩場)アイスクライミング
2011年1月23日(日)
L:酒屋、片岡



D沢F1(1)
C沢の分岐から間もなくして現れるD沢F1。
まずは、ここからウォーミングアップを開始。
写真に向って右側のラインを登る。




D沢F1(2)
出だしは容易だが・・・、




D沢F1(3)
上部に行くほど傾斜がきつくなる。




D沢F1(4)
滝を抜けるところは、スラブにサラサラの雪が乗っているだけでピックが刺さらない!
アックスはドライツーリングで、ただ体がブレないようバランスをとるだけのものとなり、
体重を保持することはできない。
足で立ち込みながら、微妙な感覚でなんとか登りきる。




D沢ナメ滝帯滞
2ピッチ目は、しばらくナメ滝滞(快適)となる。




D沢20mの滝(1)
ナメ滝帯上部に懸かる20mの滝。
傾斜(70°強)は比較的緩いのだが、氷は全体的に薄く、
そのほとんどがベルグラ状になっている・・・。
中間部はスラブの上にただ薄い雪が乗っているだけの完全なるミックス滞!
ここが悪かった!!
リードでトライするも、あえなく敗退(凹む・・・)。
トップロープにて際トライすることにした。




D沢20mの滝(2)
トップロープのトライでも、尚、難しい〜!!
アックスやアイゼンを狙った位置へ正確にきめないと、ただ跳ね返されるだけ。
ドライツーリングで小さいホールドをひろったり、
ベルグラにストレスを与えないように丁寧に乗込むのには、微妙なバランスを要求される(恐〜)。
ひ〜ひ〜言いながら登っていると、時折上部からのスノーシャワーを顔面に浴び、も〜泣きっ面にハチ状態!!
心身ともに擦り切れるクライミングとなった(疲〜)。




C沢F1
本当は今日の本命だったC沢F1。
D沢でウォーミングアップした後、これを登る予定だったのだが・・・
(ウォーミングアップにならず、時間切れ)。
次回来たときには、是非挑戦してみたい。



想定外に擦り切れるミックスクライミングとなったが、ピックの先端に
感覚を集中させ、丁寧に氷雪を登ることの重要性を改めて思い知った。
今後、トレーニングを重ねることで、こうしたアルパイン要素の高い
クライミングを楽しんで行えるレベルまで、なんとかもっていきたい
(その先に真のナチュラル・クライミングが待っている・・・)。

以上。